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朝起きるのがつらい…ベッドでできるスッキリ目覚めツボ押しヨガ【鍼灸師が教える】

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朝起きて、寒いとなかなかベッドから出る気になりません。鍼灸師で理学療法士、またプロトレーナーでもある仲川豊基さんによると、「布団に入ったまま、全身の血流をアップし、すっきりとした状態でベッドから出られる『ツボ押しヨガ』があります」ということです。詳しいお話しを聞いてみました。

朝の血流、体温をツボ押しヨガでアップする

はじめに仲川さんは、目覚めに行う「ツボ押しヨガ」について、こう説明をします。

「就寝中は同じ姿勢が長く続くため、全身の血流が滞ります。目覚めて体を動かしたり光を感じたりするにつれて自律神経の交感神経が働きはじめて脳が覚醒し、体温が上がって血流も促されます。すると、次第に頭がクリアになってきます。そこで、目覚めたらまずは『血流』を意識して、全身を少し動かしましょう」
 
そこで仲川さんに、「目覚めると同時に布団の中ですぐにできて、全身の血流を促進するツボを刺激しながらのヨガの方法」をレクチャーしてもらいましょう。

(1)ツボ「百会(ひゃくえ)」刺激&「ウサギのポーズ」

「百会」は頭頂部にあるツボで、「百」には数が多い、たくさんという意味合いがあり、「百会」は「体に関係するたくさんの道筋が出会うところ」をあらわします。東洋医学で言う、全身の「気」や「血(けつ)」が通るツボとして知られています。「百会」を刺激すると、頭から首、肩、腰、足までの全身の血流が促され、目覚めによい特効ツボと言えます。また、頭痛、頭重感、目の疲れ、めまいの改善、不眠などにも作用します。

ヨガの「ウサギのポーズ」では、「百会」を刺激しながら、頭から首、背筋、腰のストレッチができて、おもに上半身の血流を促します。頭重感、首、肩のこり、目の疲れの改善に作用します。

<ツボ「百会」の位置>

181109_ウートヒ_目覚め_仲川氏01

頭のてっぺん。両方の耳の上の端からまっすぐ上がった線と、眉間の中心から上がった線が交わる部分。

181109_ウートヒ_目覚め_仲川氏02

①四つんばいの姿勢になって頭を降ろし、ツボ「百会」を床につけます。「百会」が刺激されるのを感じるでしょう。

②①の姿勢で、両方の手で左右ぞれぞれのふくらはぎを軽くつかみます。その状態で5~10秒をキープしましょう。

③頭をゆっくりと起こし、元の四つんばいの姿勢に戻ります。

181109_ウートヒ_目覚め_仲川氏03

④次に、おでこの上の部分を床につけます。背中の後ろで手を組んでその手を天井に向かって上げると同時に体の重心を前に倒し、「百会」を床につけて刺激します。その姿勢で3~5秒をキープしましょう。その後、元の四つんばいの姿勢に戻ります。けんこう骨を刺激し、肩と背中のコリの改善に働きます。

(2)ツボ「極泉(きょくせん)」刺激&「針の糸通しのポーズ」

「極泉」のツボはわきの中心にあり、「極」には高いところや最終、「泉」には湧き出るという意味合いがあります。「気」や「血(けつ)」が湧き出るツボとして知られています。刺激をすると、背中や胸の筋肉のストレッチに、また、ストレスや不安感を緩和するように作用します。

ヨガの「針の糸通しのポーズ」は、全身の血流を促します。腰や背中、肩のコリを改善し、内臓の活動のアップが期待できます。

<ツボ「極泉」の位置>

181109_ウートヒ_目覚め_仲川氏04

わきの真ん中、くぼみの中心部。左右にあります。

181109_ウートヒ_目覚め_仲川氏05

①四つんばいになり、左の肩と腕を右の胸の下にくぐらせて、右の方向に伸ばします。左のこめかみを床につけましょう。右の腕は、頭の上に置くようにしてまっすぐと伸ばし、手のひらは天井に向けます。

181109_ウートヒ_目覚め_仲川氏06

②左の肘(ひじ)を曲げ、左のひとさし指となか指で、右のわきにあるツボ「極泉」を軽く刺激します。3~5秒をキープしましょう。その後、ゆっくりと元の四つんばいの姿勢に戻ります。

③反対側も同様に行いましょう。

(3)ツボ「太陽(たいよう)」刺激&「橋のポーズ」

ツボ「太陽」の名称は、陽気が盛んで充実しているという意味合いです。目の疲れや頭痛の改善に作用することから、「太陽が照るように」疲れがスッキリするツボとして知られています。

ヨガの「橋のポーズ」では、胸が開くように伸びるので、酸素を多めに吸うことになって全身の血流を促します。頭痛、首のコリ、腰痛、むくみ、猫背の改善が期待できます。

<ツボ「太陽」の位置>

181109_ウートヒ_目覚め_仲川氏07

目じりと眉の中間の位置から、外側におや指の幅1本分離れたくぼみ。左右にあります。

181109_ウートヒ_目覚め_仲川氏08

①床にあお向けに寝ころびましょう。両方の膝(ひざ)を約90度になるように立てて、足を骨盤の幅程度に開きます。

②両方のおや指で左右の「太陽」を軽く刺激しながら、胸から膝が一直線になるように、おしりを床から離して持ち上げます。その姿勢で、5~10秒をキープしましょう。

いかがでしたでしょうか。仲川さんはさらに、起き抜けにどうしても眠くてヨガのポーズがとれない人に向けて、こうアドバイスをします。

「二度寝をしたいと思ったら、まずは手で、『百会』と『極泉』、『太陽』のツボを刺激しましょう。そうするうちに次第に目が覚めてきて、体を動かしたくなるでしょう」

朝、アラームで起きてまだ頭がぼおっとしているときに実践してみました。仲川さんのアドバイスのとおりにだんだんと、脳がクリアに体は温かく、布団から出たときには、以前より動きが軽快になったように思います。二度寝の時間をこの「ツボ押しヨガ」にあててみてはいかがでしょうか。

(取材・文 藤原 椋/ ユンブル)

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